−　夢みるユメコおばさん　−

昨年　秋に植え込んだ球根たちが、次々と春を告げ初めました。
三月に入ってすぐの春一番・・・先ずはクロッカスから咲き始め,
例年ではチュウリップの後に咲くヒヤシンスが咲き始めています。
　
今年は少し春が違ってみえます。
　
まだ枯れ枝ばかりの冬の気配の中で見落としてしまいそうな
スノードロップが咲いたのに全く気づきませんでした。
10センチ丈位のすずらんの花に似た、それは可愛い花です。
他の球根花に先駆けて・・・ひっそり咲きます。
下向きに咲いた花の中を覗くと　この花に惹かれる訳がわかります。
寒空の中で　唯一の花なので楽しみにしていたのに・・

スノードロップを全体に大きくしたのにスノーフレークと、いう
園芸種があり、もう少しすると、出回ると思うので花の中を覗いて
見てくださいね。

以前にマイ・ガーデンの事にふれたことがあると思いますが､全てが
鉢植えの庭・・・寒い時期に外に出ての作業を避けて、大きな鉢に
初冬に色々な球根を植え込んでしまいます。
スノードロップ、水仙、クロッカス、ムスカリ、チュウリップ、
チオノドクサ、フリチラリアと・・
そして、全ての球根を植え込んだ上に冬の間中　咲き続けてくれる
パンジー、ビオラ、そして香り立つアリッサムを鉢のトップに植え
込みます。

11月から5月位まで咲きつづけるこれらの花のおかげで鉢一つで
長いこと楽しませてくれます。
今年は例年より　少し遅い春をこの鉢から感じさせてくれます。

今､クロッカスが咲き始め、他の球根の芽が一斉に出始めました。
花の咲くのは勿論、この芽が出るころも大好きな情景です。
”大地のぬくもり”それが伝わってくるようで元気をくれます。

今日はメジロがりんごを催促しています。
りんごを小枝に刺しておくと、里にいる小鳥が飛んできます。
ほんとに可愛いメジロ、ヒｰヨ　ヒｰヨと鳴くヒヨドリ、
シジュウカラやゴジュウカラも冬の間中やってくる小鳥達も
春真っ盛りになると我が家には来なくなります。きっと、
えさの豊富な所へと移動するのでしょうか。

＊＊季節の移ろいや自分を取り巻く環境の事＊＊
こんな事に敏感になったのは、つい最近のこと・・そして今一番
したいことのナンバー１は、猫や犬たちと一緒にホドホドの自然のある
環境で暮らしたい！
このホドホドの自然というのがクセモノで・・・長い事コンビ二エンス･
ストアのある暮らしに慣れた私には、全くの自然の中での暮らしに
自信が無いわけで･･もし､病気をしたら？　　もし雪がたくさん降って
雪下ろしをしなきゃならならなくなったら？と、　　もし？もし？が
沢山沸いてきて・・そう若くは　ないし、今更雪下ろしなんて
出きっこないし・・と、二転三転・・

今は、この田舎暮らしの夢を鉢の中で夢みている　夢子おばさんです。







　　　　　（メールマガジン第13号　　2001年3月7日　掲載）