***笑ってしまった笑えない話***
今日は私の仲間のことをかいてみました。小さいながら自分の店を
切り盛りしている女三人衆・・
マサ子ちゃんは、今年貸していたマンションが空いたのを機会に
長い事温めていた 手作りの趣味の店をオープン。週三日の営業と
いう、うらやましい限りの店。絵のお仲間、染めや織物、そして自分
でも作る陶器や古布の小物で。
そして、ご主人は゛古木”の発見の名人と、きたもんだ!
車で外回りをしている途中で、木が倒れていれば使えそうな小枝を
集め、根っこが掘り起こされそうなら予約をし、我が家や友人に
届けてくれたり、なかなか手に入り難いガーデニングの材料ばかり
なわけで・・
我が家のベランダ・ガーデンが自然な雰囲気になるのはこのお届け物
のお陰によるもの大なり・・
もう一方は、リッちゃん
リッちゃんは、ジュエリー・デザイナー、そしてご主人が制作担当。
大好きなお仕事での二人三脚・・当ホーム・ページのリンク集に
載っているリー・ジュエリーのオーナーです。
***秋田美人に東男***
絵に描いたようなお二人なのです。
宝石店って、なかなか敷居がたかくって、入り難いのが本音
一時期宝石店の流れが大きく変わった時期があって、この私でも手
の届くものも いっぱいあって・・・そして・・沢山の失敗があって
今は、思い出の物を少しでいいから大切にして・・なんて思っています。
リッちゃんのお店は殆どが受注生産 丁寧な仕事は沢山の賞が証明
しています。気さくなリッちゃん、ちょっとシャイなご主人と・
お二人に会いにいくだけでも価値あり!!
一番年長の私との三人が 何となく あっちに行ったり、こっちに
行ったり、約束でもしない限りなかなか日が合わないはずなのに・・
何故かよく会っては喋りまくりの時をすごす・・
ある時こんな事が・・・
ご近所さんで大きく会社経営をしている方の奥様が指輪が抜けない
と、来店。
指をみると、−−−指のリングの先は、紫色・・・
いざぁーー!!と、いう時のために一応 備えてあるカッターは、
未使用のまま有るものの、奥様のリングは どうも石の類のようで
カッターでは用を足さず・・ご主人と即座に相談の結果、トンカチ
のような物で割るっきゃない! と、判断
しかし、しかし、その指輪を割るには、それなりの力で割るわけで、
そのリングには指が有る訳で・・・当のご本人は困りに困っている
ので、 岩をも砕け!!と、いう思い
一度はやってみようと思った瞬間があって、でも、と、止めたご主人
がいて・・・現場ではそれぞれの思いが、走り廻って大混乱
リッちゃんのご主人は救急車を呼ぶのが一番と提言したのに、つき
添っていた会社社長と、奥様は、指を抱えて帰ってしまった。
と、・・・
そして、後日談は、リッちゃんのメールから・・・
マダム権藤が、菓子折りを持ってやってきました。
ってことは、と、目を下におろすと、・・あの時の紫色に腫れ上がった
指は・・、
細い指にもどってる。
あの後、正確堂、宝及堂、日本堂、そして消防署へ行ったそうで。
その消防署は、偉い人まで総出で試みたけど だめで、そのまま救急
で病院へ。
タコ糸を通してみたり(よく通ったと、思う)、未だかつて使ったこと
ないという特殊な電動ノコを持ち出して やってみたけど、ちっとも
切れなくて、 そうしている内に どんどん指は腫れるし・・・
最後の切り札!!
”血が沢山でますよーー!それでもいいですね”なんて先生が・・
さすがハンコ突かせなっかったらしいけど、許可を得て
上から何か大きな物を落として割ったそうです。
(怖いから見てなかったらしく詳しくは解らないって)
その間、横では、ご主人が、わなわな震え、本人は、念仏を唱え・・
割れた瞬間 部屋中に大拍手が沸きあがったそうです。
たぶん先生や看護婦さんなど すごい人数だったのでしょう。
で・・・・・
一軒づつ菓子折り持って廻ってるんだって、 どこの店もなん
にも、していないのにね。
『マダム権藤念仏を唱える』の巻き
どうですか? 自分のサイズって知ってますか?
(メールマガジン第17号 2001年5月19日 掲載)
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